ゴルフで100を切るというのは初心者にとって最初の壁かと思いますが、100切りに関しては目標になりやすくいろいろな本やブログにも書いていると思います。

【ゴルフ100切りの壁】3ヶ月でスコア100切り達成するためにした方法

私も達成時に感じたことをつらつらと書かせていただきました。その後、とりあえず90台安定からもっといいスコアをと考えているうちに「88」のスコアが出ましたので、90切りに関しても書いてみたいと思います。あくまでも私のようにゴルフ初心者で楽しみながらする人がスコアアップを目指すためにという視点です。正直、あまり練習しているわけではありませんので、それが逆に参考になるかも知れません

88score

なお、100を切ってからは実は100台とか、110台をウロウロしていました。100を切ったところで、では90台で安定するかといえばそれは次のランクだと思います。

ただ、恥ずかしながら上記は私のスコア推移ですが少しずつスコアを縮めていき、90台安定で回れそうなレベルになりました。90切りは、まずは90台で安定しそうな状態を目指すことと言えますね。そうすればショットの歯車が合えば、90切りのスコアになる時が来ます。

88scoresheet

88の時のスコアシートを載せておきます。実はPAR70のコースでしたので、実質90ぐらいなのですが、距離は短いものの難易度は意外と高いコースです。私はまだドライバーの飛距離がない(力はあるけど飛ばしたら安定しない)ので、こういったスコアの出やすいコースに行ってみるのも一つの手です。

スコアをみてみますと。

バーディ1,パー4,ボギー9、ダブルボギー2、トリプルボギー2です。やはりボギーペースが一つの指標になります。なお、OBは1回でセカンドショットが不運にもカート道に跳ねて消えてしまいました。

90切りのスコアが出せる実力とは?

まず90切りが出せるようなゴルフの実力とはどのようなものかを考えています。それはやはりボギーで回れる実力を手に入れることでしょう。

  • 飛距離よりも安定、OBは0が望ましい
  • パーオンしたいけど、ボギーオンでもOK。2パットで入れるパット力。
  • バンカーなどハザードに入っても挽回できる能力

この程度でしょうか?とにかく18ホールで大崩する場面がなく、大崩しそうになった時に1打罰程度でしのげるかが大きな気がします。そしてそのリズムを作るのがパットではないかと感じました。

パットが入ってくるとどんどんリズムもスコアも良くなります。88がでた時は8歩ぐらいの距離でも、入る可能性がある程度まで距離感と方向性があっていました。もちろん4~5歩もしっかり入る場面もありますし、最悪でも2打で入れるペースです。上記ではトータル32パットです。出来すぎですが、90台の能力の人が出来過ぎのパットで80台になる印象でしょうか?

個人的には90切りのスコアが出せる実力は、普段の力が90台で回る人と考えています。

レーザー距離計が活躍

私の場合はレーザー距離計を買ってから、一気にコースマネージメントが変わりました。

【レーザー距離計】レーザーアキュラシーPINPOINT900を購入、購入までの比較とその感想

これを使うことで、セルフプレイでも常にキャディーが付いている印象です。特にクラブ選択に迷うことが少なくなりますので、思い切って振ることが出来ます。

120Y以内ですと、打ち分け出来るクラブがある人は多いと思いますので、距離計どおりにクラブ選択することで大きな失敗がなくなります。特に怖いのが、距離が遠いと思っていて、しっかりと打ったらグリーンオーバーしてOBなどです。しっかり打てたのに結果が残念というほど気持ちが悪いものはありません

メンタル面で大きな支えになってくれました。レーザー距離計はある程度最初は頼って、今度は自分の距離感の感覚を鍛えるのに役立します。それが完璧になればいずれ必要なくなるかも知れません。そうしたらヤフオクなどで次の方に安価で譲ってあげると良いかも知れません。

とにかく安定、飛距離よりも大崩れなしを考える

正直、ドライバーショットは30代のくせに180~220Y程度しか飛びません。でも、それでいいと感じるようになりました。250Y以上飛んでしまうと、OBなどのリスクがぐっと高まります。150Y以上飛べば殆どのコースで崖越えなどあっても大丈夫です。ロングホールで500Y以上ある場合も、最初から4つオンで考えます。200Y+130Y+130Y+100Yで560Yです。これでボギーでこなせばいいんです。

他にも持ちクラブは極端に減らしました。

1W・・・200Y
4UT・・・150Y~180Y
6I・・・150Y
7I・・・130~140Y
8I・・・120Y
9I・・・110Y
PW・・・100Y
AW・・・80Y
SW・・・60Y
PT

この10本でラウンドしています。5Iはセットで付いていました。打てないことはないですが、正直6Iとあまり飛距離が変わりません。それだけ打ててないということで持っていかないことにしました。150Y以上残ったら4UTをエースクラブとして全部打っています。もしハザードなどあって無理がある場合は刻んで2打で攻めます。上記飛距離は30台男性からしたら、全然飛んでないと思うかも知れませんが、全クラブバッグスイングを極端に短くして、とにかくぶれないことを心がけているので上記程度しか飛びません。

ただ、上記程度飛べば白ティーから回る、私達は殆なんとかなります。330Y程度のPar4などたくさんありますもんね。

グリーン周りは全て太字の4本を持っていって使い分けます。特にざっくりしそうなところ、ベアグラウンドなどは全部パター使っています。ザックリやチョロほど精神的にこたえるものはありませんからね。

もう少し上を目指すなら飛距離が必要になってきそうですが90切りでは上記程度の武器があれば十分可能です。

バンカーショットは練習した

なかなか練習できないバンカーショットは特殊ですので練習しました。練習場所はちょうど近くのコースでアプローチやバンカー練習できるところがあり、みっちり打ち方を学びました。

バンカーショットの打ち方は知らないと駄目ですね。

ゴルフ初心者の頃は、スライス弾道になりやすいアウトサイドインや、やや浮き上がる球を打っていて、バンカーショットはサンドウェッジ使えばそれなりに熟せていました。

ショットを改善するにあたりインサイドインにして、しっかり芯を捉える練習をする人も多いと思います。それによって随分とアイアンショットはスライスしない良い弾道になったのですが、同じ撃ち方でバンカー行くとほぼ確実に失敗します。

このように練習場では出来ないライやトラブルというのはコース上殆の場面で起きます。練習場でいくら平坦なところでたくさん打っても、コース上のいろいろなライでの打ち方を知らないと結局打てません。

私はバンカーショットを含め、他のショットも練習はなるべく練習場でするのではなく、ショートコースやコースを回ってしまうことで練習しました。いくら打ち方が分かっていても練習で再現できないと上達しないと感じています。

スコアアップの鍵は結局はパットなのかも知れない。Putt is money.

最後に伝えたいのは、やはりパットが大きいということです。

自分にあった合わせやすいパットの打ち方や、パットの種類は、まだ改善が望めるかも知れない。

パットに型なしといいますが、プロの方でもいろいろな工夫でそれぞれいろいろな打ち方をしています。正直、あの打ち方でよく安定するなぁという人もいるでしょう。また、パットを打つ時にグローブをしたまま、外して打つなど、それだけでもフィーリングが変わってくるものです。

パター自体も「ピン型」「マレット型」「ネオマレット型」などいろいろありますよね。私達、アマチュアゴルファーにとってはパターをコロコロ変えるのは金銭的に難しいですが、プロの方でも改善しようといろいろ変えています。

つまり改善のしどころがきっと多いのがパットだと思います。

また、練習が非常に地味なので練習していないという方も多いのではないでしょうか?私もその気持ちわかります。ただのパターマットで同じように打っているのは退屈過ぎてしょうがありません。

色々なゴルフ指南書でパターは大事だから練習を一番しようと言われたところで、そんな苦痛に耐えれるのは一級品のナルシストだけでしょう。ゴルファーにナルシストはそれなりに多いと思いますが(笑)、ストレス発散や快感を求めてゴルフをやっている人も多いと思うので、地味な継続練習は難しいです。

だからパター練習は「練習ではなくて改善」を考えるといいと思います。

私の場合ですが、身長が175cmとそれなりの大型、また下半身がしっかりした体型ですので、バックスイングを殆しなくてもパターは転がせるということに気が付きました。今までは右足の外側で5歩分といった決め打ちで打っていたものをもう少し狭めて、右足の真ん中で5歩分、しかししっかり打つと決めたことで、それ以上転がることがなくなったので、自信を持って打てるようになりパターが改善されました。

実はドライバーよりもパターこそ、違うタイプのクラブを利用したら一気に上手になったなんてこともありえます。グリップのどの部分を持つかなんてのもいろいろ変えてみて、しっくり来る部分を下がるのも練習の一つです。

ラインを読む時のルーティーンもいろいろあります。

パターほど、いろいろ変化や改善の余地がある部分も珍しいのではないでしょうか?ただ、単に穴をめがけて何度も打つのは面白くないですが、自分のベストなショットの打ち方を探しながらパターを操っていると意外に面白いです。

私自身がちょっとしたこと(バックスイングの幅の調整)で、一気にパターが楽しくなりましたので、いろいろ変えてみる勇気を持つと良いでしょう。変えてイマイチだったらすぐに戻せますので・・・


以上、90を切った記念につらつらと書いてみました。

少しでも読んでくださった方の役に立ってスコアアップに繋がればと思います。90台で安定しだすと、かなりゴルフが楽になって楽しくなります。ここに来て、ようやくショットのさらなる精度や、飛距離が欲しいと感じるようになりました。

このレベルにならないと、本当にゴルフが楽しいなぁと感じない人も多いかも知れません。いつまでも100以上でラウンドしていると、それで楽しいと思う人もいるかも知れませんが、やはり疲れる部分も多いと思います。

特にパターが入るようになると全体のリズムも良くなりますので、パターは練習ではなく打ち方をいろいろ試すことはやって欲しいなと感じました。