当方、1年ぐらいゴルフを楽しくラウンドし平均110~120あたりをうろうろしているゴルファーでした。もちろんその時の目標はとりあえず100切り。そしてその状態でライザップゴルフの体験に足を運び、今の腕前なら3ヶ月コースで100を切れるという形で勧められました。残念ながらライザップゴルフはスケジュールの関係で通えなかったのですが、同じ3ヶ月という期間で自分なりに頑張って練習して100切りを達成したので、その中で覚えたことなどを紹介したいと思います。

100kiri

ゴルフのスコアアップのための方法はいくつかありますが、一つ一つクリアしていくことで100を切れる実力(90台で回れそうだな)と感じる時があります。何か一つ実力アップでスコアを縮めていく感じですね。その感覚はゲーム感覚で本当に面白いので、100を切れていないゴルファーの方でこれから書くことで出来てないものがあったら試してみると良さそうです。

  • 150Y以内のショットの安定とマネージメント
  • なるべくOB回避のクラブ選び
  • ドライバーショットの安定(特に初心者でスライスする方は矯正)
  • 3パット撲滅のためのロングパットの距離感
  • アプローチの転がしでの寄せ
  • 2打目のコースマネージメント
  • 最後にメンタル
  • ざっくりと7項目ぐらい変わった部分です。全部紹介しますので、上記の中で参考になることがあればと思います。

    150Y以内のショットの安定とマネージメント

    150Y以内となると概ね7Iより短いクラブでのショットの安定性になります。まずはラウンドで150Y以内の距離が残った時に、安心してグリーンを狙えにいけるようにアイアンショットの技術を上げるとラウンドが楽になります。

    これが出来ると、6番で紹介するの「2打目のコースマネージメント」で例えば200Y残っている時は2打でグリーンオンの計算ができます。(PW2回100Y+100Yでナイスオンで100切りは十分です)

    100Y以内を更に精度を上げて寄せることでさらにスコアが良くなりますが、100切りでは150Y以内を精度を上げるではなくて安定して打てる程度でいいです。安定して打てるとはチョロやダフリの回数がラウンドで1~2回程度で、この距離でOBになるような曲がりは禁物程度です。30Yぐらいの距離感のずれは100切りなら大丈夫でしょう。

    練習のために私がしたのは、まずは練習場でテイクバックをあまりしないつもりでハーフや7割りショットで打つ練習をします。それでも力が普通にある人なら7Iでラン150Yぐらいはクラブが勝手に飛ばしてくれます。

    それを覚えると、ショートコースなどで実際のラウンドの距離感で試してみる。コースに出るとどうしても飛ばそうとしてミスショットになりがちですが、とにかく振りすぎなくても150Yぐらいは飛ばせるというのを覚える感じです。

    アイアンショットで捕まる感じで打てない初心者(自己流でしている人に多い)は、一度でいいから練習場などのレッスンを受けてみると良いかもしれません。自己流でやるとどうしても基本の方が分からずに変な癖の打ち方になりやすいです。練習場のレッスンについては別記事で紹介したいと思います。

    なるべくOB回避のクラブ選び

    よく100切りのためには「ティーショットでドライバーを持つな!」と言うものがあります。

    例えば380Y/Par4のホールがあったとして、ティーショットドライバー選択なら220Y飛んだら残り160Yで150Y以内しか安定していないなら結局刻んで3オン(ボギーオン)を目指すことになります。

    380Yを3打で乗せるなら380/3≒130Y程度の距離を3回打つのと同じですので、OBの確率を減らすなら7I以下のクラブで3回打てばOBを回避しながら同じように攻められることになります。

    でも、私のようにエンジョイ派でゴルフするには「ドライバーを握らずに100切ったとしてもちっとも楽しくありません」。また、一番飛ぶクラブは、100切り以降のスコアメイクのためにも、ゴルフを楽しむためにも武器にしたいところです。

    ですので、私はティーショットで全てドライバー回避はオススメしません。3番の項目で紹介する「ドライバーを自信持って曲げないように練習」するほうが精神的にもいいです。

    しかし、ティーショットを全てドライバーでというのも初心者にありがちで、戦略的なクラブ選択は必要です。

    3912_1

    例えば、Par4、328Yでかなりの打ち下ろしホールがあったとします。ハザードもあまりなく言ってしまえば簡単なサービスホールです。

    1の項目で上げた150Y以内が打てるなら、1打目は178Y以上飛べば2オンが狙えます。私の場合は150Y以上飛ぶクラブは100切りまででは1本(4UT)しか持っていませんが、ドライバーよりは安全ですので、ここは4UTを選択します。

    打ち下ろしですと結果的にランが出て200Y程度届きますので、実はアマチュアゴルファーのドライバー飛距離とそれほど変わりません。ドライバーを一切握らないのではなくて、握る必要のない場面では使わない程度で選択するのが良いと思います。

    後は、「ゴルフが手前から」という格言がありますが、グリーンオンを狙う時に飛びすぎて奥にOBするなどは精神的にかなりしんどいので、飛びすぎてOBを回避するクラブ選択をオススメします。

    ショートの可能性が高まりますが、OBよりマシと前向きに考えましょう。

    ドライバーショットの安定性

    100切りのための精神的な支柱となるのがドライバーショットの安定性です。私はドライバーを握ってもさすがにOBショットは出ても18ホールで2~3回までとなるようになって、かなり100は切れる自信が付きました(本当は1回も出ないのが良いのですが・・・)。

    私の場合は典型的な「アウトサイドイン軌道+体が先に回転してヘッドが遅れてしまう」。これらの要素でプッシュスライス、またはスライスすることが多かったです。これを無理にヘッドの返しで捕まえようとすると強烈なフック系のたまが出ます。

    右行ったり左行ったりとどうしたら良いのかわからない状況でした。

    矯正方法としては200Y飛ばなくてもいいので、まっすぐ飛ぶために振りすぎないことを意識しました。ドライバーって、雑誌などでも「よく飛ばす」為のコツなど書かれていますが、まだまだ100切らないゴルファーにとっては200Y飛んでくれたら御の字です。

    200Yぐらい飛ばないと崖超えのティーショットが打てないこともありますので、200Y安定を目指す練習ですね。幸いドライバーショットは練習場でも、本番と同じように練習しやすいです。一打一打、本番と同じようにスタンスからチェックして、また仮想OBを練習場内で作って打つことをオススメします。

    私の場合はスイングを動画にとって、矯正をしながらいいショットで気持ちよく振り抜けて、動画の動きも良ければそのショットを体になじませるように打つ練習をしました。自分のスイング動画は必ず見たほうが良いです。想像以上に思っているのと違うことがよくわかります

    多いのが、「体が動きすぎ(膝が曲がったり、浮き上がったり)」「思っているよりも、ハーフスイングでもテイクバックはされている」「シャフトのしなりでヘッドが返ってきていない」あたりが感じやすいです。

    私の場合、どうしても力んで体ばかり回ってしまうので、ゆっくりをヘッドを返してしっかり芯に当てるだけみたいなショットの方が飛距離も飛んで安定感も出るという状況まで持ってきて自信が出ました。

    飛距離を伸ばしていくのはその後からでも良さそうです(というか飛距離伸びるとOBが逆に増えそうで、飛距離は要らないと感じるようになりました)。

    3パット撲滅の為のロングパットの距離感

    もろにスコアに響いてくるのがパットですね。その大前提は皆さん知っているし、改めて言う必要はないと思います。個人的にはロングパットで1m以内にしっかり持ってくる「ナイスタッチ!」と皆に言われるようなパットが3パット撲滅へも道だと思います。

    ただ、厳しいのがロングパットを練習する機会があまりないことです。

    家でパターマット買っても、精々3m程度でパターの打ち出しの感覚つかむ程度しかできません。通販などで距離表示するような機械が売っていて需要あるんだなと感じていましたが、こういうのを買う気になりません。

    ということで練習するにはラウンド前のパター練習場か、ショートコースに行くぐらいしかないと思っています。そういう意味で練習場に行くよりもショートコースに足を運ぶほうが、スコアアップの為の練習になるのでオススメです。近場にそういったコースがないか探すのも実はスコアアップの秘訣の一つです。

    距離感の合わせ方としては、振り幅で考えることにしました。感覚でする人もいますが、私の場合は感覚が鈍いので基準を設けたほうがやりやすいです。上記の動画のように5歩感覚程度で振り幅の感覚を決めてしまいます。そうやって打つと確かに変に力を変えたりしなければその通りの距離で転がっていきます。

    本番では、それに対して「高低差」「芝目」などがありますので、そこは練習グリーンで何歩分プラスなどを決めたり、ラウンド中でも芝が乾いてグリーンが早くなってくると振り幅を調整していきます。

    オートマチックに調整できるのでおすすめの方法だと思います。

    自分の足の幅を振り幅のメモリにするのはおすすめだと思います。後はショットでもそうですが、減速して調整するような打ち方は芝に食われておかしくなりますので、やめておいたほうがいいと思います。

    ただ、パットは型無と言いますし、その人が上手ければそれはそれで良いのでしょうが・・・

    アプローチの転がしでの寄せ

    アプローチは転がしたほうが簡単というのは、いろいろなゴルフ書籍で見たことがある人は多いと思います。私の場合、アプローチは50度と56度のウェッジを利用していたのですが、これらは普通に打つと結構高く上がってのアプローチになります。

    別にそれで満足していたのですが、それにプラスして花道辺りからグリーンを転がすためにはPWで転がす打ち方も覚えると非常に楽になりました。パターの感覚で打てるようになるし、転がしの寄せは、ロフトを立てて打つのでクラブの抜けが良く30Y以内の短くて軽いショットを打つには打ちやすいです。

    練習場ですと打つ位置から転がしの寄せの練習は転がらないので分かりにくいですし、1球何円だともったいないと感じてしまいます。打ち放題のところで転がして着地点が何ヤードのショットの振り幅や感覚を覚える練習を何度もし、本番では素振りでイメージして振って同じように振るように打てば成功率が高まります。

    浮かせるショットを打たないと無理な場面以外では、基本的に転がしのアプローチを推奨します。本当に初心者の方はチッパーを用意してでも転がしの寄せはスコアアップの重要ポイントです。

    価格 : 3,763~3,763 (平均4,371)円
    レビュー : 0/5(0件)

    グリーン周りのウェッジを使い分けることを覚えてくると上のようなクラブケースが欲しくなります。私はバックが増えるというのが嫌なので、仕方なく必ずウェッジは3本持っていくようにしています。

    2打目のコースマネージメント

    最初のポイントで150Y以内を安定感を持てるようにすることを挙げましたが、100切りを目指す場合は刻む打ち方(レイアップ)の計算はしたいところです。150Y以内を打てるのであれば、150Y~300Y以内は2打で到達できます。私の場合は150Y~200Yを打つ選択としては4UT,5I,6Iの選択がありますが、成功率は微妙ですし飛ぶクラブでミスショットになるとOBになる可能性が高いです。

    それならば180Yを残した場合は、ハザードなどの位置も考慮して2打に分けることを考慮します。多くの方がラフからでもとにかくグリーンオンを目指して失敗しています。気持ちは分かりますが、1打目でラフに入れている時点でその選択を消すぐらいの気持ちのほうが良いですね。

    Par4では「3年2組(3オン2パット)」で回れればボギーペースで90ですから、実はパーオンを狙う必要性は100切りには全く無いですね。

    最後にメンタル

    最後には結局メンタルだと思います。100を切れそうな雰囲気が出てきたら、後は「普通に回れば90台の実力」と、もうその気になってしまえば後からスコアが付いてきます。

    100を切ってからもまずは90台安定することで、次の目標というか一段上のスキルの人になっていてさらにゴルフが楽しくなること間違いなしです。

    メンタル的に言うと「100切り」といって壁を作るのではなく、「90台を目指す。90台の実力がある」と考えてラウンドするほうが楽しいです。そうすると結構OBとかしても、終わってみるとこれで100切れてるの?と思うようなスコアになっていることが良くあります。

    18ホールは結構長いですので、気持ちに余裕を持たないとメンタルの部分で悪影響が出やすいのがゴルフですね。